東京マーケットダイジェスト・8日 円神経質、株安

(8日15時時点)
ドル円:1ドル=145.97円(前営業日NY終値比▲0.71円)
ユーロ円:1ユーロ=159.64円(▲0.58円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0936ドル(△0.0014ドル)
日経平均株価:34831.15円(前営業日比▲258.47円)
東証株価指数(TOPIX):2461.70(▲27.51)
債券先物9月物:145.34円(△0.38円)
新発10年物国債利回り:0.835%(▲0.040%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.24600%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)    
      <発表値> <前回発表値>
6月国際収支速報
経常収支(季節調整前)
     1兆5335億円の黒字 2兆8499億円の黒字
経常収支(季節調整済)
     1兆7763億円の黒字 2兆4062億円の黒字
貿易収支
      5563億円の黒字 1兆1089億円の赤字
対外対内証券売買契約等の状況(前週)
対外中長期債
     6697億円の取得超 6947億円の処分超・改
対内株式
     6417億円の処分超 6129億円の処分超・改
7月景気ウオッチャー調査
現状判断指数   47.5     47.0
先行き判断指数  48.3     47.9

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は神経質に上下。日経平均先物の下落とともに朝方から145円台半ばまで売りに押された。いったんは146.50円台まで切り返すも、日本株の取引開始後は株安を手掛かりに145.44円まで下押し。その後は仲値に向けた買いが入ったほか、日経平均株価のプラス圏浮上などを支えに146.87円まで反発したが、後場に入って日経平均が再びマイナス圏まで沈むと145.80円台まで上値を切り下げた。

・ユーロ円は一進一退。日本株の寄り付き後に158.97円まで下落したものの、一巡後は160.52円まで買い戻しが入った。ただ、買いの勢いも長続きはせずに159円台半ばまで伸び悩む展開に。総じてドル円や株価動向をにらんだ動きとなった。

・ユーロドルは小高い。時間外の米10年債利回りが低下したことなどを手掛かりに1.0942ドルまで値を上げた。

・日経平均株価は3営業日ぶりに反落。日経平均先物主導で一時は880円超安まで下落する場面があったが、売り一巡後は好業績銘柄などに買いが集まり、指数も290円超高まで反発した。もっとも、引けにかけては海外勢を中心とした戻り待ちの売りに押されて再びマイナス圏まで失速するなど、この日も値動きは荒かった。

・債券先物相場は続伸。前日の米国債券相場が下落した流れを引き継いで一時144円71銭まで弱含んだものの、30年物国債入札が「しっかりとした結果だった」と受け止められると買い戻しが優勢となった。

(岩間)
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