東京マーケットダイジェスト・7日 円大幅安、株高

(7日15時時点)
ドル円:1ドル=146.95円(前営業日NY終値比△2.61円)
ユーロ円:1ユーロ=160.31円(△2.52円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0909ドル(▲0.0022ドル)
日経平均株価:35089.62円(前営業日比△414.16円)
東証株価指数(TOPIX):2489.21(△55.00)
債券先物9月物:144.96円(△0.06円)
新発10年物国債利回り:0.875%(▲0.010%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.24600%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)    
      <発表値> <前回発表値>
7月外貨準備高
     1兆2191億ドル 1兆2315億ドル
6月景気動向指数速報値
先行指数   108.6     111.2
一致指数   113.7     117.1

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は買い優勢。144円台後半を中心とするレンジ内で朝方から底堅く推移していたが、内田日銀副総裁の発言をきっかけに相場は急伸した。日銀副総裁が「金融市場が不安定な状況で利上げをすることはない」との見解を示すと円が全面安となり、一時147.90円まで大きく上昇。もっとも、その後は急ピッチで値を上げた反動から146円台後半まで持ち高調整売りに押された。

・ユーロ円も買い優勢。円全面安の流れに沿って一時161.42円まで上値を伸ばした。その後はドル円と同じく調整売りが入り、159.90円台まで上値を切り下げている。

・ユーロドルは小安い。対円でのドル高進行に伴って1.0906ドルまで弱含んだ。

・日経平均株価は続伸。連日で値幅を伴った荒い値動きが続くなか、本日も前場で900円超安まで下げた後、1200円近く上昇するなど上下に振らされた。内田日銀副総裁の発言が伝わり、外国為替市場で円安・ドル高が進んだことが買い戻しを誘った要因。ただ、戻り待ちの売りと値ごろ感に着目した買いが交錯する状況が続いており、買いの勢いも続かなかった。

・債券先物相場は反発。前日終値を挟んで上下する不安定な値動きとなった。昨日の米国債券相場が下落した流れを引き継いで144円55銭まで弱含む場面もあったが、その後は買い戻しが優勢に。内田日銀副総裁の発言を手掛かりに一時145円43銭まで上昇した。もっとも、引けにかけては再び終値付近まで押し戻された。

(岩間)
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