今日の株式見通し=堅調か 米国株は景気後退懸念が和らぎ大幅高
東京市場は堅調か。米国株は上昇。ダウ平均は683ドル高の39446ドルで取引を終えた。週間新規失業保険申請件数が前週発表分から減少し、市場は雇用の底堅さを意識。過度な景気後退懸念が後退して、株を買い戻す動きが強まった。良好な雇用指標を受けて米10年債利回りは上昇。ドル円は足元147円30銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて795円高の35575円、ドル建てが900円高の35680円で取引を終えた。
米国株高を好感した買いが入ると予想する。足元では景気後退に対する警戒が米株市場を不安定にしていた。それだけに、強めの指標が出てきて米国株にも強い反応が見られたことは安心材料となる。米国要因から円高(ドル安)が進みづらくなるという点で、日本株には願ってもない流れ。CME225先物は大幅高スタートを示唆している。また、きのうの引け後には東京エレクトロン<8035.T>が上方修正と増配を発表しており、ADRでは急伸している。三連休前ではあるが、強い追い風を受けて売り急ぎは抑制され、場中は上を試しやすい地合いが続くだろう。日経平均の予想レンジは35200円-36000円。
(小針)
米国株高を好感した買いが入ると予想する。足元では景気後退に対する警戒が米株市場を不安定にしていた。それだけに、強めの指標が出てきて米国株にも強い反応が見られたことは安心材料となる。米国要因から円高(ドル安)が進みづらくなるという点で、日本株には願ってもない流れ。CME225先物は大幅高スタートを示唆している。また、きのうの引け後には東京エレクトロン<8035.T>が上方修正と増配を発表しており、ADRでは急伸している。三連休前ではあるが、強い追い風を受けて売り急ぎは抑制され、場中は上を試しやすい地合いが続くだろう。日経平均の予想レンジは35200円-36000円。
(小針)