東京外国為替市場概況・8時 ドル円、買い優勢

 12日の東京外国為替市場でドル円は買い優勢。8時時点では146.98円とニューヨーク市場の終値(146.61円)と比べて37銭程度のドル高水準だった。早朝の薄商いの中146.47円まで一時弱含んだが、以後は総じて買いが優勢となり147.00円までじり高。

 ユーロドルは上値が抑えられる。8時時点では1.0913ドルとニューヨーク市場の終値(1.0917ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ安水準だった。値動きは限られているが対円や対NZドルに対してドル買いが進んだことで、ユーロドルも上値が抑えられている。
 なお、NZドル/ドルは0.5991ドルまで弱含み、先週末の安値を小幅に割り込んだ。ニュージーランド(NZ)経済研究所(NZIER)によると、シャドーボードのメンバーの半数以上が14日にRBNZが利下げを行うとの予想を立てるなど、利下げへの思惑が高まったことが重しになっている。

 ユーロ円は強含み。8時時点では160.39円とニューヨーク市場の終値(160.00円)と比べて39銭程度のユーロ高水準だった。早朝には159.79円まで売られ先週末安値を割り込んだが、その後はドル円の動きに連れて強含み160.43円まで切り返した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.47円 - 147.00円
ユーロドル:1.0910ドル - 1.0919ドル
ユーロ円:159.79円 - 160.43円

(松井)
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