欧州外国為替市場概況・22時 ユーロドル、じり安

 28日の欧州外国為替市場でユーロドルはじり安。22時時点では1.1112ドルと20時時点(1.1125ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ安水準だった。欧州金利の低下を手掛かりにした持ち高調整の売りが継続。米10年債利回りが上昇に転じたこともユーロ売り・ドル買いを促し、一時1.1105ドルと23日安値に面合わせした。同日のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を受けて上昇した分を全て吐き出す格好となった。

 ドル円は買い戻し。22時時点では144.70円と20時時点(144.41円)と比べて29銭程度のドル高水準だった。対欧州通貨などを中心にドルの買い戻しが強まるなか、22時過ぎには144.80円まで本日高値を更新した。

 ユーロ円は22時時点では160.79円と20時時点(160.66円)と比べて13銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルの下落につれて160.45円の安値まで下押す場面があったが、ドル円が上昇した影響も同時に受けたため、その後は160.90円台まで下げ渋った。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.69円 - 144.80円
ユーロドル:1.1105ドル - 1.1186ドル
ユーロ円:160.45円 - 161.37円

(岩間)
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