東京外国為替市場概況・17時 ドル円、下値堅い

 29日午後の東京外国為替市場でドル円は下値が堅い。17時時点では144.71円と15時時点(144.62円)と比べて9銭程度のドル高水準だった。15時30分前に144.46円付近まで弱含む場面があったが、その後は欧州株式相場や日経平均先物が買い先行で始まったことをながめ、投資家心理の改善を意識した買いが再び入った。17時前には本日高値の144.86円に迫る水準まで下値を切り上げた。

 ユーロドルは神経質な値動き。17時時点では1.1129ドルと15時時点(1.1134ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ安水準だった。15時過ぎに1.1140ドルの高値をつけた後、ユーロポンドなどの下げにつれて1.1116ドルまで失速したものの、一巡後は1.1130ドル台まで下げ渋った。月末が近づくなか、一部ユーロクロスにつれて不安定な動きとなっている。

 ユーロ円は17時時点では161.05円と15時時点(161.04円)と比べて1銭程度のユーロ高水準だった。前日の高値161.37円手前で上値の重さを確認すると、いったんは160.84円付近まで押し戻されたが、その後はドル円の上昇につれて再び高値圏まで買い戻された。
 

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.22円 - 144.86円
ユーロドル:1.1116ドル - 1.1140ドル
ユーロ円:160.44円 - 161.27円

(岩間)
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