東京外国為替市場概況・10時 ドル円、方向感定まらず

 29日の東京外国為替市場でドル円は方向感定まらず。10時時点では144.43円とニューヨーク市場の終値(144.59円)と比べて16銭程度のドル安水準だった。早朝のオセアニア市場での安値144.22円が目先のサポートとして意識されると、その後は400円超安で始まった日経平均が二桁安までまで下げ幅を縮小したほか、仲値の値決めにかけてドル買いが優勢となると144.60円まで上昇して本日高値に並んだ。ただ、仲値通過後は144.40円前後に押し戻されるなど、方向感が定まらなかった。

 ユーロ円はもみ合い。10時時点では160.77円とニューヨーク市場の終値(160.78円)と比べて1銭程度のユーロ安水準だった。8時過ぎに160.44円まで下押すも、下げ一巡後は日経平均の下げ幅縮小をながめて160.94円まで上昇するも一時的。仲値通過後のドル円の下押しに連れて160.70円台に押し戻されるなど、160円台後半でのもみ合いとなった。

 ユーロドルは小高い。10時時点では1.1131ドルとニューヨーク市場の終値(1.1120ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ高水準だった。ユーロ円の上昇に連れて1.1134ドルまで小幅に値を上げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.22円 - 144.60円
ユーロドル:1.1119ドル - 1.1134ドル
ユーロ円:160.44円 - 160.94円


(川畑)
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