NY為替見通し=米7月PCEデフレーターを確認後、ロンドンフィキシングに要警戒か
本日のNY為替市場のドル円は、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注視しているPCEデフレーターの7月分を見極めた後は、ロンドンフィキシングでの月末の特殊玉に警戒する展開が予想される。
米7月PCEデフレーターは前年比+2.5%と予想されており、6月の同比+2.5%と変わらずと見込まれている。
米連邦公開市場委員会(FOMC)でのリスクバランスは、これまでのインフレ抑制に軸足を置いたスタンスから、7月からインフレと雇用の間でバランスした状態になっている。
7月PCEデフレーターが予想通りだった場合は、9月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ幅は、現時点での0.25%のままで変わりないことになる。
リスクシナリオとして、予想を下回った場合は、9月FOMCでの0.50%の利下げ確率が高まることで、ドル売り要因となる。
また、8月米シカゴ購買部協会景気指数(予想:45.5)での雇用指数や8月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、確報値、予想:68.0)での1年先のインフレ期待などにも注目しておきたい。
さらに、ウクライナ戦争でのロシアの戦術核使用の可能性、中東情勢でのイランによるイスラエルへの報復攻撃に関するヘッドラインには引き続き警戒しておきたい。
・想定レンジ上限
ドル円の上値目処(めど)は、145.55円(8/29高値)
・想定レンジ下限
ドル円の下値目処(めど)は、143.45円(8/26安値)
(山下)
米7月PCEデフレーターは前年比+2.5%と予想されており、6月の同比+2.5%と変わらずと見込まれている。
米連邦公開市場委員会(FOMC)でのリスクバランスは、これまでのインフレ抑制に軸足を置いたスタンスから、7月からインフレと雇用の間でバランスした状態になっている。
7月PCEデフレーターが予想通りだった場合は、9月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ幅は、現時点での0.25%のままで変わりないことになる。
リスクシナリオとして、予想を下回った場合は、9月FOMCでの0.50%の利下げ確率が高まることで、ドル売り要因となる。
また、8月米シカゴ購買部協会景気指数(予想:45.5)での雇用指数や8月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、確報値、予想:68.0)での1年先のインフレ期待などにも注目しておきたい。
さらに、ウクライナ戦争でのロシアの戦術核使用の可能性、中東情勢でのイランによるイスラエルへの報復攻撃に関するヘッドラインには引き続き警戒しておきたい。
・想定レンジ上限
ドル円の上値目処(めど)は、145.55円(8/29高値)
・想定レンジ下限
ドル円の下値目処(めど)は、143.45円(8/26安値)
(山下)