東京外国為替市場概況・12時 ドル円、失速

 3日の東京外国為替市場でドル円は失速。12時時点では146.64円とニューヨーク市場の終値(146.92円)と比べて28銭程度のドル安水準だった。今週後半に米雇用統計など米注目指標の発表を控え、昨日同様に147円台では重さが感じられる状態。日経平均株価が上昇幅を縮小し、3.93%付近で時間外取引を再開した米10年債利回りが3.91%近辺まで低下するなか146.57円まで下落した。

 ユーロ円も円買いへ傾斜。12時時点では162.23円とニューヨーク市場の終値(162.66円)と比べて43銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の円高推移をにらみ、162.22円までユーロ売り・円買いが進んだ。ポンド円も192.63円、豪ドル円は99.17円まで下落した。

 ユーロドルは12時時点では1.1063ドルとニューヨーク市場の終値(1.1072ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ安水準だった。対円でのドル失速を支えに、10時前につけた1.1059ドルから1.1070ドル付近へ緩やかに戻す場面もあった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.57円 - 147.21円
ユーロドル:1.1059ドル - 1.1073ドル
ユーロ円:162.22円 - 162.80円

(関口)
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