ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、上値が重い

 5日のニューヨーク外国為替市場でドル円は上値が重い。4時時点では143.41円と2時時点(143.43円)と比べて2銭程度のドル安水準。欧州勢引け後からは徐々に商いが低調になってきているが上値の重さは変わらず、米10年債利回りが3.72%台まで再び低下すると143.20円台まで弱含んだ。ただ、米金利の低下も一服すると、ドル円の下押しも収まっている。

 ユーロドルは底堅い。4時時点では1.1104ドルと2時時点(1.1101ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準。一時1.1113ドル前後まで買われ日通し高値が視野に入るなど、底堅い動き。

 ユーロ円は小幅に上下。4時時点では159.25円と2時時点(159.22円)と比べて3銭程度のユーロ高水準。ドル円の上値は重いものの、ユーロドルも底堅いことで159円前半での小幅の上下を繰り返している。ダウ平均が下げ幅を縮小し、ナスダック総合はプラスに再び転じているがクロス円はリスク選好の動きにはならなかった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.85円 - 144.23円
ユーロドル:1.1075ドル - 1.1120ドル
ユーロ円:158.56円 - 159.79円


(松井)
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