ニューヨーク外国為替市場概況・5日 ドル円、3日続落
5日のニューヨーク外国為替市場でドル円は3日続落。終値は143.45円と前営業日NY終値(143.74円)と比べて29銭程度のドル安水準だった。8月ADP全米雇用報告が予想を下回ったことが伝わると全般ドル売りが先行。節目の143.00円を下抜けて、一時142.85円と8月5日以来の安値を更新した。
ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢に。8月米総合・サービス部門PMI改定値や8月米ISM非製造業景況指数が予想を上回ったことがドル買いを促し、23時30分過ぎに一時144.23円と日通し高値を更新した。
もっとも、一時は1%超上昇したナスダック総合が失速し、ダウ平均が450ドル超下落するとドル円の上値も重くなった。米長期金利の低下に伴う売りも出て一時143.20円付近まで下押しした。明日6日発表の8月米雇用統計を前に投資家の様子見姿勢が強く、神経質な動きとなった。
ユーロドルは続伸。終値は1.1111ドルと前営業日NY終値(1.1082ドル)と比べて0.0029ドル程度のユーロ高水準だった。低調な米雇用指標を受けて一時1.1120ドルと日通し高値を付けたものの、買い一巡後は徐々に上値が重くなった。予想を上回る米ISM非製造業指数などが相場の重しとなり、1.1076ドル付近まで下押しした。ただ、アジア時間に付けた日通し安値1.1075ドルが目先サポートとして働くと再び強含んだ。
明日発表される米雇用統計待ちという状況で、持ち高を傾ける動きは限られた。
ユーロ円は3営業日ぶりに小反発。終値は159.38円と前営業日NY終値(159.30円)と比べて8銭程度のユーロ高水準。22時前に一時158.62円付近まで値を下げたものの、アジア時間に付けた約1カ月ぶりの安値158.56円がサポートとして働くと買い戻しが優勢に。23時30分過ぎに一時159.79円と日通し高値を付けた。ただ、米国株相場が失速するとユーロ円にも売りが出て158.98円付近まで押し戻されている。
本日の参考レンジ
ドル円:142.85円 - 144.23円
ユーロドル:1.1075ドル - 1.1120ドル
ユーロ円:158.56円 - 159.79円
(中村)
ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢に。8月米総合・サービス部門PMI改定値や8月米ISM非製造業景況指数が予想を上回ったことがドル買いを促し、23時30分過ぎに一時144.23円と日通し高値を更新した。
もっとも、一時は1%超上昇したナスダック総合が失速し、ダウ平均が450ドル超下落するとドル円の上値も重くなった。米長期金利の低下に伴う売りも出て一時143.20円付近まで下押しした。明日6日発表の8月米雇用統計を前に投資家の様子見姿勢が強く、神経質な動きとなった。
ユーロドルは続伸。終値は1.1111ドルと前営業日NY終値(1.1082ドル)と比べて0.0029ドル程度のユーロ高水準だった。低調な米雇用指標を受けて一時1.1120ドルと日通し高値を付けたものの、買い一巡後は徐々に上値が重くなった。予想を上回る米ISM非製造業指数などが相場の重しとなり、1.1076ドル付近まで下押しした。ただ、アジア時間に付けた日通し安値1.1075ドルが目先サポートとして働くと再び強含んだ。
明日発表される米雇用統計待ちという状況で、持ち高を傾ける動きは限られた。
ユーロ円は3営業日ぶりに小反発。終値は159.38円と前営業日NY終値(159.30円)と比べて8銭程度のユーロ高水準。22時前に一時158.62円付近まで値を下げたものの、アジア時間に付けた約1カ月ぶりの安値158.56円がサポートとして働くと買い戻しが優勢に。23時30分過ぎに一時159.79円と日通し高値を付けた。ただ、米国株相場が失速するとユーロ円にも売りが出て158.98円付近まで押し戻されている。
本日の参考レンジ
ドル円:142.85円 - 144.23円
ユーロドル:1.1075ドル - 1.1120ドル
ユーロ円:158.56円 - 159.79円
(中村)