NY株見通し-FOMCの結果とパウエルFRB議長会見に注目
今晩は金融政策に注目。昨日はダウ平均が2日連続で取引時間中の史上最高値を更新し、S&P500も2カ月ぶりに取引時間中の史上最高値を更新したが、終値ではダウ平均が15.90ドル安(-0.04%)とわずかながら5日ぶりに下落した一方、S&P500は0.03%高と小幅に7日続伸した。前日に6日ぶりに反落したナスダック総合は0.20%高と反発した。朝方は8月小売売上高が予想を上回ったことを好感して上昇してスタートしたが、その後は翌日の米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表を控えて様子見姿勢が強まった。
今晩は取引時間午後に結果が公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)に注目が集まる。今会合では、2022年3月に利上げに踏み切って以来の利下げが確実視されているが、利下げ幅を巡っては0.25%と0.50%で見方が分かれている。CMEのフェドウォッチ・ツールでは0.50%の利下げ確率が65%、0.25%の利下げ確率が35%となっており、大幅利下げとなれば金利低下による景気後押し効果や企業や家計の借り入れコスト低減効果が期待される一方、米連邦準備制度理事会(FRB)が景気後退(リセッション)を懸念していると受けとめられ、市場でリセッション懸念が強まる可能性もある。また、年内の利下げ見通しも焦点で、FOMCメンバーの年末の金利見通し(ドットプロット)や会合後のパウエルFRB議長の記者会見にも要注目となる。
今晩の米経済指標・イベントはFOMC結果公表、パウエルFRB議長会見のほか、MBA住宅ローン申請指数、8月建設許可件数、8月住宅着工件数など。企業決算は寄り前にゼネラル・ミルズが発表予定。(執筆:9月18日、14:00)
今晩は取引時間午後に結果が公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)に注目が集まる。今会合では、2022年3月に利上げに踏み切って以来の利下げが確実視されているが、利下げ幅を巡っては0.25%と0.50%で見方が分かれている。CMEのフェドウォッチ・ツールでは0.50%の利下げ確率が65%、0.25%の利下げ確率が35%となっており、大幅利下げとなれば金利低下による景気後押し効果や企業や家計の借り入れコスト低減効果が期待される一方、米連邦準備制度理事会(FRB)が景気後退(リセッション)を懸念していると受けとめられ、市場でリセッション懸念が強まる可能性もある。また、年内の利下げ見通しも焦点で、FOMCメンバーの年末の金利見通し(ドットプロット)や会合後のパウエルFRB議長の記者会見にも要注目となる。
今晩の米経済指標・イベントはFOMC結果公表、パウエルFRB議長会見のほか、MBA住宅ローン申請指数、8月建設許可件数、8月住宅着工件数など。企業決算は寄り前にゼネラル・ミルズが発表予定。(執筆:9月18日、14:00)