19日香港株=上値重いか、米利下げを好感も利益確定売りなどが重し

 休場明け19日の香港市場は上値の重い展開か。注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.50%の大幅利下げが決定されたことは好感されそうだが、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が会見で利下げを急がない姿勢を示しており、相場の重しとなりそうだ。

 また、ハンセン指数は前営業日まで4日続伸し、終値で9月2日以来、約2週間ぶりの高値を付けた後とあって、利益確定の売りも予想される。一方、中国の8月の主要経済指標が軒並み予想から下振れたことで、中国政府による景気対策への期待などが強まりそうだ。

 18日のNY株式相場は下落。0.50%の利下げを受けてダウ平均とS&P500が最高値を更新したが、買い一巡後は利益確定売りや景気後退(リセッション)懸念から売りが優勢となった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、美団(03690)やテンセント(00700)、アリババ集団(09988)が香港終値を下回って引けた。
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