ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ユーロドル、強含み

 24日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは強含み。24時時点では1.1151ドルと22時時点(1.1140ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ高水準だった。9月米消費者信頼感指数や9月米リッチモンド連銀製造業指数が予想を下回ると、米長期金利の低下とともにドル売りが先行。23時30分前に一時1.1163ドルと日通し高値を付けた。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時100.53まで低下した。
 ただ、前日の高値1.1170ドルが目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。

 ドル円は弱含み。24時時点では143.67円と22時時点(143.96円)と比べて29銭程度のドル安水準だった。低調な米経済指標が相次いだことを受けて一時143.44円付近まで下押しした。一時3.80%台まで上昇した米10年債利回りは3.74%台まで低下した。
 なお、ボウマン米連邦準備理事会(FRB)理事は「インフレが依然として目標を上回っているため、0.50%利下げへの反対は正当化される」「慎重な利下げペースの方が適切」などと述べたと伝わった。

 ユーロ円は上値が重い。24時時点では160.20円と22時時点(160.38円)と比べて18銭程度のユーロ安水準。ユーロドルの上昇につれた買いが入った半面、ドル円の下落につれた売りが出た。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.38円 - 144.68円
ユーロドル:1.1103ドル - 1.1163ドル
ユーロ円:159.24円 - 161.11円

(中村)
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