ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ユーロドル、一転下落

 25日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは一転下落。24時時点では1.1172ドルと22時時点(1.1197ドル)と比べて0.0025ドル程度のユーロ安水準だった。独長期金利の上昇に伴うユーロ買い・ドル売りが入ると一時1.1214ドルと昨年7月20日以来約1年2カ月ぶりの高値を付けたものの、1.12ドル台では戻りを売りたい向きも多く滞空時間は短かった。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが強まると一時1.1165ドルと日通し安値を更新した。なお、市場では「昨年7月18日の高値1.1276ドルが重要なレジスタンスとして意識されている」との声が聞かれた。

 ドル円はじり高。24時時点では144.36円と22時時点(144.20円)と比べて16銭程度のドル高水準だった。米金利上昇に伴う円売り・ドル買いが出たほか、8月米新築住宅販売件数が予想を上回ったことが相場を下支えした。月末・四半期末が近づく中、ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んだドル買いのフローも観測された。

 ユーロ円は伸び悩み。24時時点では161.28円と22時時点(161.47円)と比べて19銭程度のユーロ安水準。21時30分前に一時161.67円と3日以来の高値を付けたものの、ユーロドルの失速につれた売りが出ると上値を切り下げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.91円 - 144.44円
ユーロドル:1.1165ドル - 1.1214ドル
ユーロ円:159.87円 - 161.67円


(中村)
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