東京マーケットダイジェスト・3日 円下値堅い・株大幅高

(3日15時時点)
ドル円:1ドル=146.55円(前営業日NY終値比△0.08円)
ユーロ円:1ユーロ=161.61円(▲0.15円)
ユーロドル:1ユーロ=1.1027ドル(▲0.0018ドル)
日経平均株価:38552.06円(前営業日比△743.30円)
東証株価指数(TOPIX):2683.71(△31.75)
債券先物12月物:144.94円(▲0.11円)
新発10年物国債利回り:0.820%(△0.005%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.25600%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)
     <発表値>   <前回発表値>
対外対内証券売買契約等の状況(前週)
対外中長期債
    580億円の処分超  7749億円の所得超・改
対内株式
    7579億円の取得超  1兆9277億円の処分超・改

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は上値が重い。日銀の早期利上げ観測後退を手掛かりにした買いがこの日も先行し、8月20日以来の高値となる147.24円まで値を上げた。もっとも、その後は昨日の海外時間から急ピッチで値を上げてきた反動で持ち高調整売りも入り、146.40円台まで押し戻された。
 
・ポンドは弱含み。一部報道で「ベイリー英中銀総裁がより積極的な利下げの可能性を指摘」と伝わると全般に売りが進み、対ドルで1.3169ドル、対円で193.04円まで値を下げた。

・ユーロ円も上値が重い。10時過ぎに162.49円まで上昇したものの、買い一巡後は161.55円まで失速するなど、ドル円につれた動きとなった。

・ユーロドルは小安い。1.10ドル台前半の狭いレンジ内推移となったが、昨日安値の1.1033ドルを下抜けるとやや売りが強まり、一時1.1025ドルまで弱含んだ。

・日経平均株価は大幅反発。外国為替市場での円安進行が手掛かりとなり、輸出関連株に買いが入った。半導体関連株も上昇し、指数は一時1000円超上昇。もっとも、その後は週末に米雇用統計が控えているほか、中東情勢の不透明感なども意識されたことでやや伸び悩んだ。

・債券先物相場は3営業日ぶりに反落。昨日の米国債券相場が下落した流れを引き継いで144円88銭まで売りに押されたが、10年物国債入札が「やや強めの結果」と受け止められると下げ渋った。

(岩間)
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