欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、弱含み

 10日の欧州外国為替市場でドル円は弱含み。22時時点では145.44円と20時時点(145.56円)と比べて12銭程度のドル安水準だった。3月米消費者物価指数(CPI)が前月比-0.1%、前年比+2.4%と発表され、予想の前月比+0.1%、前年比+2.6%を下回ったこと、日米株価指数が軟調に推移したことなどで、一時144.89円まで下値を広げた。しかし、米10年債利回りが一時4.27%台まで低下した後に、4.35%台まで一転上昇すると145.54円前後まで買い戻された。

 ユーロドルは強含み。22時時点では1.1098ドルと20時時点(1.1079ドル)と比べて0.0019ドル程度のユーロ高水準だった。予想を下回った3月米CPIを受けて、一時1.1131ドルまで本日高値を更新した。
 
 ユーロ円は強含み。22時時点では161.42円と20時時点(161.26円)と比べて16銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルの上昇を受けて、161.62円前後まで強含みに推移した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.89円 - 147.87円
ユーロドル:1.0943ドル - 1.1131ドル
ユーロ円:160.88円 - 161.92円

(山下)
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