欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、伸び悩み

 8日の欧州外国為替市場でドル円は伸び悩み。22時時点では146.83円と20時時点(146.88円)と比べて5銭程度のドル安水準だった。米10年債利回りが上昇に転じ、ダウ先物が1000ドル超上昇したことで、146円後半から147.18円前後まで買い戻される場面があった。しかしながら147円台でのドル売り圧力強く、大台を割り込むと146.68円まで失速し、その後の戻りも限られた。
 なお、ベッセント米財務長官の発言「トランプ米大統領は貿易不均衡是正を確約している」が伝わっている。

 ユーロドルは底堅い。22時時点では1.0948ドルと20時時点(1.0927ドル)と比べて0.0021ドル程度のユーロ高水準だった。1.0968ドル前後まで強含みに推移する局面があったものの、一巡後は複数のNYカットオプションが集中している1.0950ドルに引き付けられた。
 
 ユーロ円は強含み。22時時点では160.75円と20時時点(160.50円)と比べて25銭程度のユーロ高水準だった。ダウ先物の大幅上昇したことで、161.03円前後まで買い戻される場面があった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.68円 - 148.12円
ユーロドル:1.0905ドル - 1.0992ドル
ユーロ円:160.45円 - 162.20円

(山下)
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