欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、強含み

 7日の欧州外国為替市場でドル円は強含み。22時時点では146.95円と20時時点(146.23円)と比べて72銭程度のドル高水準だった。ハセット米経済諮問委員会(NEC)委員長がトランプ関税の交渉余地を示唆した。これを受けて米10年債利回りは一時4.05%台後半まで上昇し、ドル円は147.05円前後まで買われた。
 ハセットNEC委員長は「トランプ大統領は貿易相手国が本当に素晴らしい提案をするなら耳を傾けるだろう」と発言した。
 
 ユーロドルは強含み。22時時点では1.0974ドルと20時時点(1.0959ドル)と比べて0.0015ドル程度のユーロ高水準だった。20時半前に1.0935ドル前後まで弱含んだものの、フォンデアライエン欧州委員長が「米国と関税交渉をする用意がある」と述べたことで、1.0991ドル前後まで買い戻された。
 
 ユーロ円は強含み。22時時点では161.28円と20時時点(160.25円)と比べて1円3銭程度のユーロ高水準だった。米株先物が下げ幅を縮小するなどリスク回避の後退で、一時161.55円まで上値を伸ばした。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.82円 - 147.12円
ユーロドル:1.0882ドル - 1.1050ドル
ユーロ円:158.30円 - 161.55円


(山下)
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