欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、さえない

 10日の欧州外国為替市場でドル円はさえない。20時時点では145.56円と17時時点(146.26円)と比べて70銭程度のドル安水準だった。為替市場全般で振れ幅の大きな動きが続くなか、海外時間に入ってからも前日に急伸した反動による売りの流れが継続した。米関税絡みの新たな材料などは伝わっていないが、日米株価指数の軟調推移などが相場の重しとなって一時145.56円まで本日安値を更新した。

 ユーロドルは強含み。20時時点では1.1079ドルと17時時点(1.1026ドル)と比べて0.0053ドル程度のユーロ高水準だった。全般にドル売りが進んだ流れに沿って1.1084ドルまで上値を伸ばした。なお、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは低下しており、一時101.89と日通し安値を付けた。

 ユーロ円は20時時点では161.26円と17時時点(161.28円)と比べて2銭程度のユーロ安水準だった。18時前に161.74円付近まで上昇する場面があったが、その後はドル円の下落につれて161.10円前後まで押し戻された。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.56円 - 147.87円
ユーロドル:1.0943ドル - 1.1084ドル
ユーロ円:160.88円 - 161.92円

(岩間)
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