欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、軟調

 9日の欧州外国為替市場でドル円は軟調。22時時点では144.31円と20時時点(145.22円)と比べて91銭程度のドル安水準だった。中国が米製品に対する追加関税を発表すると貿易戦争の激化懸念から欧米株安が進み、為替市場では円買い・ドル売りで反応した。ベッセント米財務長官が「強い円は正常」との見解を示したことも重しとなり、4日につけた直近安値144.56円を下抜けて、昨年10月以来の安値となる144.00円まで下げ幅を広げた。

 ユーロドルは強含み。22時時点では1.1075ドルと20時時点(1.1033ドル)と比べて0.0042ドル程度のユーロ高水準だった。対円などでドル売りが進んだ流れに沿って、一時1.1095ドルまで本日高値を更新。もっとも、節目の1.1100ドル手前では買いも一服となった。
 
 ユーロ円はさえない。22時時点では159.83円と20時時点(160.23円)と比べて40銭程度のユーロ安水準だった。株安やドル円の下落につれて円買い・ユーロ売りが進み、159.48円の安値まで下押しした。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.00円 - 146.36円
ユーロドル:1.0951ドル - 1.1095ドル
ユーロ円:159.48円 - 160.89円

(岩間)
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