東京外国為替市場概況・17時 ドル円、上値が重い

 3日午後の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。17時時点では146.45円と15時時点(146.55円)と比べて10銭程度のドル安水準だった。米長期金利の上昇を支えとした買戻しも146.80円台までだった。本邦輸出企業からドル売りが断続的に持ち込まれたとの声も聞かれるなか、日通し安値に迫る146.30円まで下押しした。

 ユーロ円は下値を広げた。17時時点では161.58円と15時時点(161.61円)と比べて3銭程度のユーロ安水準だった。16時頃に162円台を回復するも、その後はユーロ売り円買いが優勢に。欧州株のマイナス推移や日米・株価指数先物の弱含みを眺めながら、161.38円まで日通し安値を更新した。
 また、9月スイス消費者物価指数(CPI)下振れも重しとなりスイスフラン円が171.60円まで売られ、英金利先安観を強めるような一部報道が材料視されてポンド円も192.42円まで下げ幅を拡大した。

 ユーロドルは伸び悩み。17時時点では1.1033ドルと15時時点(1.1027ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ高水準だった。1.1042ドル付近を戻りの高値に、再び1.1030ドル割れまでじり安となった。ユーロ円の弱さにつれたほか、1.3142ドルまで売られたポンドドルにも追随した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.29円 - 147.24円
ユーロドル:1.1025ドル - 1.1049ドル
ユーロ円:161.38円 - 162.49円


(小針)
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