3日の主な要人発言(時間は日本時間)

3日10:33 野口旭日銀審議委員
「消費者物価の上昇率が賃金上昇を伴いながら2%近傍で安定しつつあることを慎重に見極めながら、現状の金融緩和を徐々に調整していく」
「大規模金融緩和からの出口は既に終了している」
「物価の基調はまだ2%に届かず、インフレ期待も2%にアンカーされていない以上、日本経済は依然として下方リスクにより脆弱であると考えていたから利上げに反対した」
「今後のデータ次第では遠からず政策金利の調整が必要になる可能性はある」
「日本銀行の側から可能な限り丁寧なコミュニケーションを行う必要がある」
「緩和的な金融環境を忍耐強く維持し続けることが重要」
「経済・物価見通しが実現していけば、ゆっくり緩和調整」
「政策調整の具体的時期はデータ次第、いつやるとは言えない」
「もう少し緩和調整余地ある可能性は否定できない」
「現在の金融環境は十分に緩和的」
「ほふく前進的に利上げを進めていかざるを得ない」
「徐々な円高進行なら、日本経済は十分に耐えられる」

3日13:17 石破首相
「持続的、構造的な賃上げと投資を促進する」
「物価上昇率を上回る賃上げ率を目指す」
「投資大国の実現に向けて、金融関係者との意思疎通が極めて大事」

3日16:10 林官房長官
「日銀には物価安定目標の達成に向け適切な金融政策運営を期待」
「金融政策の具体的な手法は日銀に委ねられるべきとの考え方は変わらない」

3日16:16 武藤経産相
「為替や金融政策、政府が直接介入するのもおかしな話」
「経済安定と成長最優先、金融市場や産業動向注視」

3日18:05 加藤財務相
「政府・日銀は緊密連携、共同声明に沿って政策万全に」
「政府・日銀の緊密連携を確認する場を設けた」

3日18:23 赤沢経済再生相
「金融政策、手法はしっかり日銀にお任せする」
「政府日銀、共同声明に沿ってデフレ脱却目指し政策に万全を期すことを確認」
「為替の具体的水準にはコメントを控える」
「共同声明はデフレ脱却と持続的成長のために策定、政府日銀それぞれ必要な政策行うことが大事」
「大きな絵でみれば政策金利0.25%は緩和的な状態」
「大きな絵では金利正常化の流れだが、デフレ脱却が最優先」
「(今後の追加利上げで)経済を冷やしてはいけない」

3日23:22 バイデン米大統領
「イスラエルによるイラン石油施設への攻撃を協議中」

4日00:32 カラハン・トルコ中銀総裁
「インフレ上昇リスクは明らか」
「トルコのインフレ率、中央銀行の予想を大幅に上回っている」

4日02:13 グールズビー米シカゴ連銀総裁
「港湾労働者のストライキが予想され、小売業者は備蓄をしている」
「小売業者は約2週間分の余剰在庫を抱えており、その後も影響が出るだろう」
「港湾労働者のストライキはサプライチェーンに影響を及ぼし、価格上昇につながる可能性がある」
「インフレはほぼ抑えられている」

※時間は日本時間


(中村)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。