欧州外国為替市場概況・20時 ポンド、堅調

 4日の欧州外国為替市場でポンドは堅調。ポンド円が193.06円まで、ポンドドルも1.3174ドルまで、それぞれ日通し高値を更新した。欧州市場に入りポンドが買われる流れとなる中、英中銀チーフエコノミストでもあるピルMPC(金融政策委員会)委員が急ぎ過ぎる利下げには慎重な姿勢を示したほか、9月英建設業PMIが予想を上回った事も上昇を後押しした。

 ドル円は小高い。20時時点では146.49円と17時時点(146.31円)と比べて18銭程度のドル高水準だった。時間外の米10年債利回りが3.86%台に小幅上昇するのをながめ、146.50円台までやや値を上げた。もっとも、この後に控えている9月米雇用統計を前に買いの勢いは続かなかった。

 ユーロ円も小高い。20時時点では161.54円と17時時点(161.34円)と比べて20銭程度のユーロ高水準だった。しばらく161.30円台を中心とするもみ合いが続いたが、その後はドル円の上昇に連れて161.69円付近までやや値を上げた。

 ユーロドルはこう着。20時時点では1.1027ドルと17時時点(1.1028ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。1.1020ドルまで下押すも一時的となり、米雇用統計を前に積極的な売買が手控えられると、1.1020ドル台を中心とした狭いもみ合いが続いた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.92円 - 146.93円
ユーロドル:1.1020ドル - 1.1040ドル
ユーロ円:161.01円 - 162.14円


(川畑)
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