7日香港株=続伸して始まるか、中国の追加景気刺激策に期待

 週明け7日の香港市場は続伸して始まるか。中国の景気刺激策への期待が引き続き相場を支えるだろう。中国国家発展改革委員会があすの会見で、追加の経済政策の実施状況を紹介する。財政出動や消費財の購入支援措置が拡大されるとの思惑買いが入りそうだ。前週末の米株高も投資家心理を強気に傾けると予想される。

 もっとも、買い一巡後は上値が重い展開があり得る。前週末のハンセン指数終値は2022年3月1日以来およそ2年7カ月ぶりの高値とあって、利益確定売りが出やすい。米長期金利の上昇も相場の重荷となりそうだ。4日発表の9月の米雇用統計の雇用者数伸び率が市場予想を大きく上回ったことで米経済のソフトランディング期待が高まり、米連邦準備理事会(FRB)による大幅利下げ期待は後退した。

 4日のNY株式相場は反発。主要3指数がそろってほぼ高値引けとなった。ダウ平均は9月30日以来、4日ぶりに終値の過去最高値を更新した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、ネット株のテンセント(00700)とアリババ集団(09988)、不動産株の華潤置地(01109)、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)が香港終値を下回った半面、英金融大手HSBC(00005)が上回って引けた。
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。