東京外国為替市場概況・12時 ドル円、底堅さ継続

 9日の東京外国為替市場でドル円は底堅さ継続。12時時点では148.27円とニューヨーク市場の終値(148.20円)と比べて7銭程度のドル高水準だった。仲値に向けたドル買いの流れが10時過ぎも続き、昨日高値148.38円を上抜けて148.43円まで上昇。その後、上海総合指数の大幅反落がリスク回避を意識させて一転下落し、一時148.10円を下回った。もっとも大台割れを回避すると、再び148.30円付近まで下値を切り上げている。

 ユーロ円は売戻し一服。12時時点では162.66円とニューヨーク市場の終値(162.72円)と比べて6銭程度のユーロ安水準だった。ドル円が上値を試したタイミングで162.87円まで上値を伸ばした。その後は弱い中国株を嫌気して162.40円台まで下押す場面もあったが、ドル円の持ち直しとともにじり高となった。

 ユーロドルは12時時点では1.0970ドルとニューヨーク市場の終値(1.0980ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ安水準だった。NZドル/ドルの下げにつれて、1.0969ドルまで小安く推移した。

 NZドルは対ドルで0.6094ドル、対円では90.30円まで下落。NZ準備銀行(RBNZ)はこの日、政策金利を5.25%から4.75%に引き下げることを決定。2会合連続の利下げや下げ幅は市場予想通りだったものの、大幅利下げの影響を受けてNZドル売りが優勢となった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.01円 - 148.43円
ユーロドル:1.0969ドル - 1.0981ドル
ユーロ円:162.46円 - 162.87円


(小針)
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