東京外国為替市場概況・17時 ドル円、弱含み

 10日午後の東京外国為替市場でドル円は弱含み。17時時点では149.01円と15時時点(149.25円)と比べて24銭程度のドル安水準だった。東京市場終盤で失速した流れのまま、欧州タイムに入っても上値は重かった。氷見野日銀副総裁が「日本の金融政策は正常化しつつある」「7月の展望レポートで示された経済活動と物価の見通しが達成されれば、それに応じて利上げを行う」と発言すると一時148.91円の本日安値まで値を下げた。

 ユーロ円も弱含み。17時時点では162.98円と15時時点(163.26円)と比べて28銭程度のユーロ安水準だった。日銀副総裁のタカ派発言が材料視され、一時162.92円まで下落する場面があった。

 ユーロドルは17時時点では1.0937ドルと15時時点(1.0938ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。一時1.0933ドルと日足・一目均衡表雲下限の1.0934ドルをわずかに下抜けたが、売りは続いていない。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:148.91円 - 149.55円
ユーロドル:1.0933ドル - 1.0946ドル
ユーロ円:162.92円 - 163.61円


(越後)
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