東京外国為替市場概況・12時 ドル円、もみ合い

 10日の東京外国為替市場でドル円はもみ合い。12時時点では149.21円とニューヨーク市場の終値(149.31円)と比べて10銭程度のドル安水準だった。米長期金利の上昇一服や日経平均の上げ幅縮小を眺めて下押しした場面も、9時台につけた149.01円には届かず。中国で週末に明らかにされる財政支援措置への期待感から、豪ドル円が強含んだことも支えとなった。もっとも積極的に上値を試す展開にも持ち込めず、149.20円前後で方向感を探る時間が続いた。

 ユーロ円は方向感でず。12時時点では163.26円とニューヨーク市場の終値(163.31円)と比べて5銭程度のユーロ安水準だった。11時前に緩んだ局面でも163.10円台では下げ渋った。オセアニア通貨が対円でしっかりした値動きとなったことにもつれ、163.20円台でじり高となった。
 豪ドル円は100.40円まで買われ、昨日売られたNZドル円も90.82円まで反発した。

 ユーロドルは12時時点では1.0942ドルとニューヨーク市場の終値(1.0939ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準だった。1.0946ドルまで小幅高となるも、動意自体は薄いまま。日足一目均衡表・雲の下限1.0934ドルが目先は意識される。
 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.01円 - 149.31円
ユーロドル:1.0938ドル - 1.0946ドル
ユーロ円:163.01円 - 163.34円


(小針)
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