東京外国為替市場概況・10時 ドル円、方向感がない

 10日の東京外国為替市場でドル円は方向感がない。10時時点では149.21円とニューヨーク市場の終値(149.31円)と比べて10銭程度のドル安水準だった。7日に一時149円台に乗せたものの、早朝で一時的な動きだったこともあり、本日はそれ以来の149円台で東京時間を迎えたとあって売りそびれていた本邦実需勢によるドル売りが優勢になり149.01円まで一時弱含んだ。時間外の米10年債利回りが4.06%台まで小幅ながら低下したことも重し。ただ、5・10日(ゴトー日)ということもあり東京仲値の値決めにかけてはドル買いが入り、149.29円付近まで戻すなど方向感がなく上下した。

 ユーロドルは動意薄。10時時点では1.0940ドルとニューヨーク市場の終値(1.0939ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ高水準だった。円相場中心の取引となっていることでユーロドルは動意が薄い。

 ユーロ円はもみ合い。10時時点では163.24円とニューヨーク市場の終値(163.31円)と比べて7銭程度のユーロ安水準だった。総じてドル円に連れる動きになり163.01円まで下押した後は163.34円まで買い戻された。

 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.01円 - 149.31円
ユーロドル:1.0938ドル - 1.0943ドル
ユーロ円:163.01円 - 163.34円


(松井)
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