欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、乱高下の後に弱含み

 10日の欧州外国為替市場でドル円は乱高下。22時時点では148.58円と20時時点(148.84円)と比べて26銭程度のドル安水準だった。米9月消費者物価指数(CPI)が予想を上回りインフレ鈍化懸念が後退しことで、149.53円前後まで上昇したものの、新規失業保険申請件数が25.8万件と予想を上回り、労働市場の悪化が示されたことで、148.30円まで反落した。
 米10年物国債利回りも荒い動き。良好な米CPI後に4.0981%まで上昇後、低調な新規失業保険申請件数を受けて4.0471%まで一転低下した。

 ユーロドルは底堅い。22時時点では1.0945ドルと20時時点(1.0939ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ高水準だった。米9月CPI後に1.0910ドルまで下落したが、雇用指標の悪化を受けて1.0955ドルまで反発した。

 ユーロ円は22時時点では162.62円と20時時点(162.82円)と比べて20銭程度のユーロ安水準だった。上下しながらもドル円の下落に連れて、一時162.46円まで下値を広げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.30円 - 149.55円
ユーロドル:1.0910ドル - 1.0955ドル
ユーロ円:162.46円 - 163.61円



(山下)
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