15日香港株=堅調か、米株高や中国の政策期待が支え

 15日の香港市場は堅調か。前日の米株高を好感して香港市場でも買いが広がりそうだ。前日のNY市場でダウ平均とS&P500はともに取引時間中と終値の最高値を更新。ハイテク株主体のナスダック総合も7月に付けた史上最高値まで1%未満に迫った。

 一方、中国では中央政府が景気刺激策の一環として、地方政府の債務問題の緩和に向けて向こう3年間で6兆元に上る超長期国債を発行する可能性があると中国メディアが伝えており、政策期待から買いが広がりそうだ。ただ、中国国家統計局が13日発表した9月の消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)はともに市場予想から下振れ、デフレ圧力が高まっていることが示されており、引き続き相場の重しとなる可能性もある。

 14日のNY株式相場は続伸。米国経済のソフトランディング期待が続く中、先週末に発表されたJPモルガン・チェースなどの大手銀行の利益が予想を上回ったことで、今週から発表が本格化する第3四半期決算への期待が高まった。コロンブスデーで債券市場が休場だったが、エヌビディア、アップルなどのハイテク株を中心に、幅広い銘柄が上昇した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、HSBC(00005)が香港終値を上回って引けた半面、美団(03690)やテンセント(00700)、アリババ集団(09988)が下回って引けた。
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