東京外国為替市場概況・17時 ドル円、じり安

 15日午後の東京外国為替市場でドル円はじり安。17時時点では149.23円と15時時点(149.63円)と比べて40銭程度のドル安水準だった。日経平均株価が引けにかけて失速したことにくわえ、中国・香港株の軟調推移などもあり、リスク回避目的の売りが強まった。時間外の米10年債利回りが低下したことも相場の重しとなり、一時149.14円まで本日安値を更新した。

 ユーロ円はさえない。17時時点では162.64円と15時時点(162.96円)と比べて32銭程度のユーロ安水準だった。株安を手掛かりにした円買いの流れに沿って162.43円まで下押し。リスクに敏感なオセアニア通貨の下げも目立ち、豪ドル円は一時100.01円と100円割れをうかがう水準まで値を下げた。

 ユーロドルは17時時点では1.0898ドルと15時時点(1.0890ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ高水準だった。一時1.0885ドルまで下押ししたが、8月8日につけた直近安値の1.0882ドルが意識されるといったんは下げ渋った。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.14円 - 149.84円
ユーロドル:1.0885ドル - 1.0910ドル
ユーロ円:162.43円 - 163.44円

(岩間)
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