NY為替見通し=2月米PCEに注目、年度末や「解放の日」迫り激しい振幅になるか
本日のNY時間では、まずはNY午前に発表される2月米個人消費支出(PCE)の結果でインフレ動向を確認することになる。
市場の注目度の高いPCEデフレーターは前年比で先月と変わらず+2.5%、コアデフレーターは+2.6%から+2.7%へ上昇するとの予想になっている。PCEデフレーターは米連邦準備理事会(FRB)が重要視しているインフレ指標とされていることで、通常は指標結果次第で為替市場も敏感に反応する。しかし。これまで発表された2月の米消費者物価指数(CPI)、卸売物価指数(PPI)はいずれも市場予想を下回る結果になったが、ドル売り・円買いの反応は限定的だった。市場関係者は「関税引き上げの影響はこれから」と捉えていることで、今回の結果だけでは動きにくいかもしれない。
また、3月の月末・期末・年度末まで来週月曜31日の1日しか残りは営業日がないことで、本邦勢を含めた実需等の売買がロンドンフィキシングを中心に活発化することもあり、特段ニュース等がない場合でも市場が大きく動意づくこともありそうだ。
来週2日にはトランプ米大統領が兼ねてから宣言している「アメリカにとって解放の日」が迫っていることで、関税に関する新たな報道や、トランプ大統領の発言などが市場をかき乱す可能性もあり、本日も振幅の激しい相場展開になりそうだ。
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは、3月3日高値151.30円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値は、3月25日安値149.55円。
(松井)
市場の注目度の高いPCEデフレーターは前年比で先月と変わらず+2.5%、コアデフレーターは+2.6%から+2.7%へ上昇するとの予想になっている。PCEデフレーターは米連邦準備理事会(FRB)が重要視しているインフレ指標とされていることで、通常は指標結果次第で為替市場も敏感に反応する。しかし。これまで発表された2月の米消費者物価指数(CPI)、卸売物価指数(PPI)はいずれも市場予想を下回る結果になったが、ドル売り・円買いの反応は限定的だった。市場関係者は「関税引き上げの影響はこれから」と捉えていることで、今回の結果だけでは動きにくいかもしれない。
また、3月の月末・期末・年度末まで来週月曜31日の1日しか残りは営業日がないことで、本邦勢を含めた実需等の売買がロンドンフィキシングを中心に活発化することもあり、特段ニュース等がない場合でも市場が大きく動意づくこともありそうだ。
来週2日にはトランプ米大統領が兼ねてから宣言している「アメリカにとって解放の日」が迫っていることで、関税に関する新たな報道や、トランプ大統領の発言などが市場をかき乱す可能性もあり、本日も振幅の激しい相場展開になりそうだ。
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは、3月3日高値151.30円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値は、3月25日安値149.55円。
(松井)