NY為替見通し=NY債券・株式市場を注視しつつ、3月米消費者態度指数速報値に要注目
本日のNY為替市場のドル円は、米国債や株式市場の動向を注視しながら、3月米消費者態度指数(ミシガン大調べ)、そしてトランプ米大統領の突発的な発言に警戒する展開となる。
来週の18-19日に米連邦公開市場委員会(FOMC)と日銀金融政策決定会合が開催されるが、どちらも現状の金融政策の維持が予想されている。
連合の第1回集計で25年春闘の平均賃上げ率は5.46%と発表され、賃上げ要求の6.09%を下回ったことで、日銀の据え置きの可能性が高まっている。
3月米消費者態度指数(ミシガン大調べ)の速報値は63.1と予想されている。注目ポイントは、トランプ関税による期待インフレ率となる。
【1月確報値(改定)】 【2月確報値】
・1年先期待インフレ率: 3.3% 4.3%
・5年先期待インフレ率: 3.2% 3.5%
シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループがFF金利先物の動向に基づき算出する「フェドウオッチ」が示している今年の利下げ回数は3回、年末のFF金利誘導目標は3.50-75%となっている。
・6月FOMC:-0.25%=4.00-25%
・9月FOMC:-0.25%=3.75-4.00%
・12月FOMC:-0.25%=3.50-75%
トランプ米大統領の発言以外に警戒すべきヘッドラインとしては、ウクライナ情勢やドイツ連邦議会での債務上限を巡る協議、などが挙げられる。
・想定レンジ上限
ドル円の上値目処(めど)は、149.19円(3/12高値)
・想定レンジ下限
ドル円の下値目処(めど)は、147.42円(3/13安値)
(山下)
来週の18-19日に米連邦公開市場委員会(FOMC)と日銀金融政策決定会合が開催されるが、どちらも現状の金融政策の維持が予想されている。
連合の第1回集計で25年春闘の平均賃上げ率は5.46%と発表され、賃上げ要求の6.09%を下回ったことで、日銀の据え置きの可能性が高まっている。
3月米消費者態度指数(ミシガン大調べ)の速報値は63.1と予想されている。注目ポイントは、トランプ関税による期待インフレ率となる。
【1月確報値(改定)】 【2月確報値】
・1年先期待インフレ率: 3.3% 4.3%
・5年先期待インフレ率: 3.2% 3.5%
シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループがFF金利先物の動向に基づき算出する「フェドウオッチ」が示している今年の利下げ回数は3回、年末のFF金利誘導目標は3.50-75%となっている。
・6月FOMC:-0.25%=4.00-25%
・9月FOMC:-0.25%=3.75-4.00%
・12月FOMC:-0.25%=3.50-75%
トランプ米大統領の発言以外に警戒すべきヘッドラインとしては、ウクライナ情勢やドイツ連邦議会での債務上限を巡る協議、などが挙げられる。
・想定レンジ上限
ドル円の上値目処(めど)は、149.19円(3/12高値)
・想定レンジ下限
ドル円の下値目処(めど)は、147.42円(3/13安値)
(山下)