NY為替見通し=2月米CPIを受けたNY債券・株式市場の動向に要注目か

 本日のNY為替市場のドル円は、2月米消費者物価指数(CPI)を見極めつつ、米国債や株式市場の動向やトランプ米大統領の突発的な発言に警戒する展開となる。

 2月米CPIは前月比+0.3%、前年比+2.9%と予想されており、1月の前月比+0.5%、前年比+3.0%からの伸び率鈍化が見込まれている。エネルギーと食品を除くコア指数は前月比+0.3%、前年比+3.2%と予想されており、1月の前月比+0.4%、前年比+3.3%からの伸び率鈍化が見込まれている。

 2月4日に発動された対中関税10%の影響を見極めることになるが、予想通りにインフレ率の鈍化が確認された場合、5月米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げ観測が高まることになる。

 シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループがFF金利先物の動向に基づき算出する「フェドウオッチ」が示している今年の利下げ回数は3回、年末のFF金利誘導目標は3.50-75%となっている。
・6月FOMC:-0.25%=4.00-25%
・9月FOMC:-0.25%=3.75-4.00%
・10月FOMC:-0.25%=3.50-75%

 トランプ米大統領に関しては、先日の円安や日米安保条約への不満の繰り返し、4月2日に発動予定の相互関税での対日自動車関税への言及、などに警戒しておきたい。

 トランプ米政権は、東部時間12日未明(日本時間12日午後)、鉄鋼とアルミニウムの輸入に対する25%の関税を、適用除外はなく全ての貿易相手国・地域に発動している。
 欧州連合(EU)は米国の関税への対抗措置として、280億ドル相当の米国製品に関税をかける、と報じられており、4月2日に発動予定の相互関税に向けて、貿易摩擦の激化に要警戒となる。

・想定レンジ上限
 ドル円の上値目処(めど)は、148.92円(日足一目均衡表・転換線)

・想定レンジ下限
 ドル円の下値目処(めど)は、146.54円(3/11安値)


(山下)
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