欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、強含み

 12日の欧州外国為替市場でドル円は強含み。22時時点では149.12円と20時時点(148.68円)と比べて44銭程度のドル高水準だった。2月米消費者物価指数(CPI)が前月比+0.2%、前年比+2.8%と予想の前月比+0.3%、前年比+2.9%を下回ったことで、発表直前の高値148.87円から148.18円前後まで急落した。しかし、ダウ先物が300ドル前後上昇し、米CPIの発表直後に4.24%台まで低下していた米10年債利回りが4.32%台へ再び上昇したことで、149.19円まで上値を伸ばした。

 ユーロドルは弱含み。22時時点では1.0878ドルと20時時点(1.0906ドル)と比べて0.0028ドル程度のユーロ安水準だった。予想を下回った米2月CPIを受けて、一時1.0930ドルまで上昇したものの、その後は米10年債利回りの上昇とともに1.0876ドルまで反落した。

 ユーロ円は22時時点では162.22円と20時時点(162.15円)と比べて7銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の下落に連れて161.92円前後まで下押ししたものの、ドル円が切り返し、ダウ先物も300ドル前後上昇したことで、162.30円台まで買い戻された。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.68円 - 149.19円
ユーロドル:1.0876ドル - 1.0930ドル
ユーロ円:161.16円 - 162.36円



(山下)
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