欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、売り一服

 10日の欧州外国為替市場でドル円は売りが一服。22時時点では147.01円と20時時点(146.92円)と比べて9銭程度のドル高水準だった。欧米株価指数が軟調に推移していること、米10年債利回りが一時4.22%台へ低下したことなどで、一時146.73円まで下値を広げた。しかし、米10年債利回りの4.24%台回復を受けて、147.02円前後まで買い戻された。

 ユーロドルは下げ渋り。22時時点では1.0843ドルと20時時点(1.0861ドル)と比べて0.0018ドル程度のユーロ安水準だった。ドイツの緑の党がメルツ氏の債務拡大計画を支持しない意向を示したことで、1.0813ドル前後まで下落したものの、その後はすぐに1.0861ドル前後まで反発。売りの反応は長続きしなかった。

 ユーロ円は22時時点では159.42円と20時時点(159.58円)と比べて16銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルの下落に連れて158.90円まで下値を広げたものの、その後は159.72円前後まで買い戻された。しかし、欧米株価指数が軟調に推移していることで、上値は限定的だった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.73円 - 147.99円
ユーロドル:1.0805ドル - 1.0875ドル
ユーロ円:158.90円 - 160.45円

(山下)
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