欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、下落幅を拡大

 6日の欧州外国為替市場でドル円は下落幅を拡大。20時時点では147.86円と17時時点(148.36円)と比べて50銭程度のドル安水準だった。春闘での大幅賃上げの報道を受けた日銀の早期利上げ観測を後押しとした円買いが継続。昨年10月8日以来、約5カ月ぶりの安値147.70円まで円高・ドル安が進んだ。

 ユーロ円も下落が進行。20時時点では159.56円と、17時時点(160.22円)と比べて66銭程度のユーロ安水準だった。日銀の早期利上げ観測を受けた円買いでクロス円も円高推移。ユーロ円は159.41円、ポンド円も190.15円、豪ドル円は93.48円、NZドル円は84.65円まで円買い・他通貨売りを強めた。

 ユーロドルはもみ合い。20時時点では1.0791ドルと17時時点(1.0798ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ安水準だった。円中心の相場展開とあって、ユーロドルは限られた上下。ユーロ円の大幅安に引っ張られて一時1.0781ドルまで下押すも、下落幅を大きく広げる動きにつながらなかった。

 トルコ中銀が市場予想通り政策金利を45.00%から42.50%に引き下げた直後、トルコリラは対ドルで36.44リラ前後、対円では4.05円前後で推移。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.70円 - 149.33円
ユーロドル:1.0781ドル - 1.0822ドル
ユーロ円:159.41円 - 161.28円

(関口)
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