欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、上値を伸ばす

 11日の欧州外国為替市場でドル円は上値を伸ばす。22時時点では147.78円と20時時点(147.55円)と比べて23銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りの上昇が支えとなるなか、ユーロ円主導のクロス円の堅調な動きにも後押しされ、22時過ぎには148.11円まで強含んだ。

 ユーロドルは底堅い。22時時点では1.0918ドルと20時時点(1.0890ドル)と比べて0.0028ドル程度のユーロ高水準だった。上昇に転じた米長期金利の動きが上値を圧迫し、1.0921ドルを頭に伸び悩むも、1.09ドル前半に切り返し底堅い動き。

 ユーロ円は22時時点では161.35円と20時時点(160.69円)と比べて66銭程度のユーロ高水準だった。日米株価指数はマイナス圏に沈むなど伸び悩むも、ユーロ円主導でクロス円は買いが継続。ユーロ円は161.66円まで強含み、ポンド円は191.59円、豪ドル円は93.16円、NZドル円は84.50円まで高値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.54円 - 148.11円
ユーロドル:1.0830ドル - 1.0921ドル
ユーロ円:158.98円 - 161.66円

(山下)
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