18日香港株=神経質な展開か、中国GDPなど主要指標に注目

 18日の香港市場は神経質な展開か。中国経済指標などの発表を控え、序盤は様子見気分が広がりそうだ。中国国家統計局がきょう午前に2024年7-9月期の国内総生産(GDP)や9月の鉱工業生産などを公表する。週明け21日には事実上の政策金利とされる最優遇貸出金利(LPR、ローンプライムレート)が発表される。

 前日のハンセン指数は4日続落し、終値ベースで9月26日以来およそ3週間ぶりの安値を更新した。心理的節目の20000ポイントを割り込むと買い直しが入り、下値を支える展開がありそうだ。  

 一方、米長期金利の上昇が相場の重荷となるだろう。17日発表された米国の9月の米小売売上高や新規失業保険申請件数が市場予想より強い結果となり、米景気の底堅さを示した。米連邦準備理事会(FRB)の利下げペースが想定よりも緩やかになるとの観測が浮上し、長期金利の指標である米10年債利回りは前日の4.016%から4.092%に上昇した。

 17日のNY株式相場はダウ平均が続伸し、連日で終値の最高値を更新。ハイテク株主体のナスダック総合も小幅に続伸した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、大型ネット株のアリババ集団(09988)、テンセント(00700)、JDドットコム(09618)、美団(03690)、電気自動車の理想汽車(02015)が香港終値を下回った半面、英金融大手のHSBC(00005)が上回って引けた。
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