NYマーケットダイジェスト・28日 株高・円安
(28日終値)
ドル・円相場:1ドル=153.29円(前営業日比△0.98円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=165.73円(△1.30円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0812ドル(△0.0016ドル)
ダウ工業株30種平均:42387.57ドル(△273.17ドル)
ナスダック総合株価指数:18567.19(△48.58)
10年物米国債利回り:4.28%(△0.04%)
WTI原油先物12月限:1バレル=67.38ドル(▲4.40ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=2755.9ドル(△1.3ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
特になし
(各市場の動き)
・ドル円は続伸。欧州時間は上昇していた米10年債利回りが一時低下に転じたことなどを背景にドル売りが強まった影響から一時152.41円まで下落する場面があった。ただ、NY時間に入り、米金利が再び上昇したことで買い戻しが優勢に。米2年債入札が低調な結果となり10年債利回りが4.30%手前まで上昇幅を広げたほか、ダウ平均が堅調に推移したことを支えに153.30円台まで持ち直した。
・ユーロドルは反発。欧州市場で買いが強まった影響が残り、24時前には一時1.0828ドルと日通し高値を付けた。もっとも、NY市場に限れば動きは限定的となり、値幅は18pips程度と狭かった。市場では「欧州中央銀行(ECB)の大幅利下げ期待は高く、引き続きユーロの上値は重いとみる見方は強い」との指摘があった。
・ユーロ円は続伸。欧州タイムに164.90円付近まで下押ししたが、NY時間にはドル円が反発したうえ、欧米株が上昇したことも後押しとなり165.80円台まで切り返した。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は6営業日ぶりに反発。先週末まで下落が続いていた反動から主力株に自律反発狙いの買いが目立った。週内に四半期決算を控える大型ハイテク株の一角に先行買いも見られ、一時360ドル超上昇した。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指は3日続伸した。7月10日に付けた史上最高値を上回る場面があったが、米長期金利の上昇を受けて伸び悩んだ。
・米国債券相場で長期ゾーンは続落。11月の米大統領選でトランプ前大統領が優勢との見方が強まるなか、インフレや財政悪化リスクが高まることに備えた米国債売りが強まった。利回りは一時4.30%と7月中旬以来の高水準を付けた。
・原油先物相場は反落。中東でイスラエルによるイランへの攻撃が続いており地政学的な緊張は継続。しかし石油関連施設や、生産活動にも影響を及ぼしそうな核関連施設への攻撃は回避されているとの見方が原油買いの動きを後退させた。
・金先物相場は3営業日続伸。中東情勢や11月5日の米総選挙などリスク要因のくすぶりがリスク回避資産である金の下値を支えた。ただ、米金利の上昇やドル相場の底堅さが、金利のつかない金の相対的な投資妙味低下を意識させたり、ドル建て金価格の割高感につながったりしたことが上昇幅を限定した。
(越後)
ドル・円相場:1ドル=153.29円(前営業日比△0.98円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=165.73円(△1.30円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0812ドル(△0.0016ドル)
ダウ工業株30種平均:42387.57ドル(△273.17ドル)
ナスダック総合株価指数:18567.19(△48.58)
10年物米国債利回り:4.28%(△0.04%)
WTI原油先物12月限:1バレル=67.38ドル(▲4.40ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=2755.9ドル(△1.3ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
特になし
(各市場の動き)
・ドル円は続伸。欧州時間は上昇していた米10年債利回りが一時低下に転じたことなどを背景にドル売りが強まった影響から一時152.41円まで下落する場面があった。ただ、NY時間に入り、米金利が再び上昇したことで買い戻しが優勢に。米2年債入札が低調な結果となり10年債利回りが4.30%手前まで上昇幅を広げたほか、ダウ平均が堅調に推移したことを支えに153.30円台まで持ち直した。
・ユーロドルは反発。欧州市場で買いが強まった影響が残り、24時前には一時1.0828ドルと日通し高値を付けた。もっとも、NY市場に限れば動きは限定的となり、値幅は18pips程度と狭かった。市場では「欧州中央銀行(ECB)の大幅利下げ期待は高く、引き続きユーロの上値は重いとみる見方は強い」との指摘があった。
・ユーロ円は続伸。欧州タイムに164.90円付近まで下押ししたが、NY時間にはドル円が反発したうえ、欧米株が上昇したことも後押しとなり165.80円台まで切り返した。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は6営業日ぶりに反発。先週末まで下落が続いていた反動から主力株に自律反発狙いの買いが目立った。週内に四半期決算を控える大型ハイテク株の一角に先行買いも見られ、一時360ドル超上昇した。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指は3日続伸した。7月10日に付けた史上最高値を上回る場面があったが、米長期金利の上昇を受けて伸び悩んだ。
・米国債券相場で長期ゾーンは続落。11月の米大統領選でトランプ前大統領が優勢との見方が強まるなか、インフレや財政悪化リスクが高まることに備えた米国債売りが強まった。利回りは一時4.30%と7月中旬以来の高水準を付けた。
・原油先物相場は反落。中東でイスラエルによるイランへの攻撃が続いており地政学的な緊張は継続。しかし石油関連施設や、生産活動にも影響を及ぼしそうな核関連施設への攻撃は回避されているとの見方が原油買いの動きを後退させた。
・金先物相場は3営業日続伸。中東情勢や11月5日の米総選挙などリスク要因のくすぶりがリスク回避資産である金の下値を支えた。ただ、米金利の上昇やドル相場の底堅さが、金利のつかない金の相対的な投資妙味低下を意識させたり、ドル建て金価格の割高感につながったりしたことが上昇幅を限定した。
(越後)