東京外国為替市場概況・17時 ドル円、強含み

 12日午後の東京外国為替市場でドル円は強含み。17時時点では153.82円と15時時点(153.61円)と比べて21銭程度のドル高水準だった。時間外の米10年債利回りの上昇で全般ドル高が進む流れに沿って、一時153.89円近辺まで持ち直した。午前につけた本日高値154.06円を前にして持ち高調整の売りに押されるも、153.70円台では下値が固かった。

 ユーロドルは下値を広げた。17時時点では1.0631ドルと15時時点(1.0639ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の上昇でドル高基調が強まるなか、4月19日以来のユーロ安ドル高となる1.0622ドルまで下落した。
 また、ポンドドルも1.2801ドルまで下げ幅を広げた。日本時間16時に発表された7-9月英失業率(ILO方式)は4.3%と市場予想4.1%より悪かった。

 ユーロ円は底堅い。17時時点では163.54円と15時時点(163.42円)と比べて12銭程度のユーロ高水準だった。暫く163.50円を挟み上下が続いたが、現物の欧州株オープンを控えて一時163.60円付近まで買われた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.41円 - 154.06円
ユーロドル:1.0622ドル - 1.0663ドル
ユーロ円:163.25円 - 164.03円


(小針)
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