欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、しっかり

 12日の欧州外国為替市場でドル円はしっかり。22時時点では154.07円と20時時点(154.05円)と比べて2銭程度のドル高水準だった。米長期金利の上昇基調の継続を眺めながら154.19円まで高値を更新した。上昇一服後の売り戻しは154円近辺にとどめている。米10年債利回りは4.37%台まで上げ幅を拡大した。

 ユーロドルは一時下値を広げる。22時時点では1.0620ドルと20時時点(1.0618ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の上昇に伴ったドル高の流れが続くなか1.0607ドルまで安値を更新した。4月16日につけた年初来安値1.0601ドルが視野に入っている。トランプトレードの継続とドイツの政局不安で下方向への警戒感が強い。

 ユーロ円は22時時点では163.63円と20時時点(163.57円)と比べて6銭程度のユーロ高水準だった。ドル主導の動きが続いており、引き続き163円半ばの狭いレンジ内での振幅にとどまっている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.41円 - 154.19円
ユーロドル:1.0607ドル - 1.0663ドル
ユーロ円:163.25円 - 164.03円


(金)
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