ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、底堅い

 12日のニューヨーク外国為替市場でドル円は底堅い。24時時点では154.41円と22時時点(154.07円)と比べて34銭程度のドル高水準だった。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.39%台まで上昇すると全般ドル買いが先行。23時30分過ぎに一時154.49円と日通し高値を更新した。ただ、7日の高値154.71円がレジスタンスとして意識されるとやや伸び悩んだ。米10年債利回りが上昇幅を縮めたことも相場の重し。

 ユーロドルは下げ渋り。24時時点では1.0617ドルと22時時点(1.0620ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。21時30分過ぎに一時1.0607ドルと4月17日以来の安値を付けたものの、同日安値の1.0606ドルや4月16日の安値1.0601ドルがサポートとして働くと下げ幅を縮めた。

 ユーロ円は強含み。24時時点では163.94円と22時時点(163.63円)と比べて31銭程度のユーロ高水準。ドル円の上昇につれた買いが入ると一時164.13円と日通し高値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.41円 - 154.49円
ユーロドル:1.0607ドル - 1.0663ドル
ユーロ円:163.25円 - 164.13円


(中村)
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