ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、下げ渋り

 7日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下げ渋り。4時時点では152.93円と2時時点(153.13円)と比べて20銭程度のドル安水準だった。米長期金利の低下が相場の重しとなり、再び153.00円を割り込む場面も見られたが、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表後はやや買い戻しが入った。米10年債利回りが4.33%台から4.35%台まで低下幅を縮小すると、153.00円前後から153.30円台まで下値を切り上げた。
 FOMCはこの日、政策金利を市場予想通り4.50-4.75%に引き下げた。声明文では「FF金利の目標誘導レンジの追加調整を検討するに当たり、委員会は今後もたらされるデータ、変化する見通し、リスクのバランスを慎重に評価する」などと言及。前回までの「委員会はインフレが持続的に2%に向かっているという確信を深めている」との文言を削除した。

 ユーロドルは伸び悩み。4時時点では1.0794ドルと2時時点(1.0791ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準だった。再び1.08ドル台を回復するなど底堅く推移していたが、FOMC後はドル買いが進んだ流れに沿って1.0770ドル台まで伸び悩んだ。

 ユーロ円は4時時点では165.08円と2時時点(165.25円)と比べて17銭程度のユーロ安水準だった。4時前に165.08円まで本日安値を更新するなどさえない展開が続いた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:152.86円 - 154.71円
ユーロドル:1.0713ドル - 1.0825ドル
ユーロ円:165.08円 - 165.96円

(岩間)
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