欧州外国為替市場概況・20時 ユーロドル、軟調

 14日の欧州外国為替市場でユーロドルは軟調。20時時点では1.0511ドルと17時時点(1.0551ドル)と比べて0.0040ドル程度のユーロ安水準だった。欧州勢の参入後は全般にドル買いが先行。デギンドス欧州中央銀行(ECB)副総裁が「インフレはかなり低下してきた」などの見解を示すなか、独10年債利回りが低下に転じると欧米金利差拡大を意識したユーロ売り・ドル買いも強まり、一時1.0502ドルと昨年10月以来の安値をつけた。

 ドル円はしっかり。20時時点では156.05円と17時時点(155.83円)と比べて22銭程度のドル高水準だった。ドルが全面高となった流れに沿って156.24円まで上昇。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時107.05と昨年11月1日以来の高値を更新した。

 ユーロ円は20時時点では164.02円と17時時点(164.42円)と比べて40銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルの下落につれた円買い・ユーロ売りに押され、20時過ぎには163.92円まで本日安値を更新した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:155.35円 - 156.24円
ユーロドル:1.0502ドル - 1.0569ドル
ユーロ円:163.92円 - 164.67円

(岩間)
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