東京マーケットダイジェスト・15日 円安・株高

ドル円:1ドル=156.45円(前営業日NY終値比△0.18円)
ユーロ円:1ユーロ=164.90円(△0.35円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0540ドル(△0.0010ドル)
日経平均株価:38642.91円(前営業日比△107.21円)
東証株価指数(TOPIX):2711.64(△10.42)
債券先物12月物:142.82円(▲0.16円)
新発10年物国債利回り:1.070%(△0.010%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.28900%(△0.00200%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標) 
      <発表値>  <前回発表値>
7-9月期実質国内総生産(GDP)速報値
前期比     0.2%    0.5%・改
前期比年率   0.9%    2.2%・改
9月第三次産業活動指数
前月比     ▲0.2%    ▲1.1%
9月鉱工業生産・確報値
前月比     1.6%      1.4%
前年同月比   ▲2.6%    ▲2.8%
9月設備稼働率
前月比     4.4%     ▲5.3%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は小高い。5・10日(ゴトー日)の仲値に向けた買いが観測され、昨日高値の156.42円を上抜けて一時156.75円まで値を上げた。もっとも、仲値後は日経平均株価の上昇幅縮小や加藤財務相が「為替市場の動向を極めて高い緊張感をもって注視」などの見解を示したことも材料視され、156.20円台まで伸び悩み。米10年債利回りの上昇が相場の支えとなったため売りの勢いが加速することはなかったが、156.40円を挟んだ水準でのもみ合いとなった。

・ユーロ円は底堅い。ドル円の上昇につれて165.04円まで上値を伸ばした。買い一巡後は164.60円台まで上値を切り下げる場面があったものの、総じて164円台後半で底堅く推移した。

・ユーロドルは小高い。1.0530ドル台を中心とした狭いレンジ内での推移となったが、一時1.0546ドルまで上昇する場面も見られた。

・日経平均株価は4営業日ぶりに反発。外国為替市場で円安・ドル高が進んだことを受けて輸出関連株に買いが入った。昨日まで3日続落した後とあって自律反発狙いの買いも観測され、指数は一時570円近く上昇。節目の3万9000円も上回ったが、高値圏では利益確定売りや戻り待ちの売りも出たため、その後はやや伸び悩んだ。

・債券先物相場は4日続落。日銀は早ければ年内に追加利上げに動くとの思惑もあるなか、積極的に債券買いを進めにくい状況が続いている。

(岩間)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。