ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ユーロ円、下値切り上げ継続
19日のニューヨーク外国為替市場でユーロ円は下値を切り上げる動きが継続。2時時点では163.27円と24時時点(162.89円)と比べて38銭程度のユーロ高水準だった。国際原子力機関(IAEA)が「イランは核兵器級に近いウランの生産停止に合意」と発表。イスラエルがイランの核関連施設を10月に攻撃していたことなども伝わり高まっていた緊張がやや緩和した。市場のリスク回避姿勢が緩み、ユーロ円は163.50円近辺まで戻した。一時450ドル以上売られていたダウ平均が100ドル安ほどまで下落幅を縮小、ナスダック総合が上昇へ転じるなど、米株の底堅い動きもリスク回避後退による円売りを誘った。
ドル円は底堅い。2時時点では154.36円と24時時点(154.07円)と比べて29銭程度のドル高水準だった。クロス円が総じて円安方向へ戻すなか、ドル円も円売りへ傾斜。154.40円付近へ持ち直した。米10年債利回りが4.33%台から一時4.38%付近へ戻したことも支えとなった。
ユーロドルは下げ渋り。2時時点では1.0577ドルと24時時点(1.0572ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ高水準だった。リスク回避姿勢が後退するなか、対円でユーロが下値を切り上げた動きも支えとなった。一時1.0601ドルと、東京タイムにつけた本日高値に並んだ。ただ、米長期金利の水準回復でドルも底堅かったため、反発を限定した。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.29円 - 154.67円
ユーロドル:1.0524ドル - 1.0601ドル
ユーロ円:161.50円 - 163.96円
(関口)
ドル円は底堅い。2時時点では154.36円と24時時点(154.07円)と比べて29銭程度のドル高水準だった。クロス円が総じて円安方向へ戻すなか、ドル円も円売りへ傾斜。154.40円付近へ持ち直した。米10年債利回りが4.33%台から一時4.38%付近へ戻したことも支えとなった。
ユーロドルは下げ渋り。2時時点では1.0577ドルと24時時点(1.0572ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ高水準だった。リスク回避姿勢が後退するなか、対円でユーロが下値を切り上げた動きも支えとなった。一時1.0601ドルと、東京タイムにつけた本日高値に並んだ。ただ、米長期金利の水準回復でドルも底堅かったため、反発を限定した。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.29円 - 154.67円
ユーロドル:1.0524ドル - 1.0601ドル
ユーロ円:161.50円 - 163.96円
(関口)