東京外国為替市場概況・15時 ドル円、底堅い
21日午後の東京外国為替市場でドル円は底堅い。15時時点では155.17円と12時時点(154.95円)と比べて22銭程度のドル高水準だった。後場の日経平均株価が一時400円前後下落したことを眺め、154.87円までわずかに下値を広げた。しかし日本株売りが一服すると下げ渋って155円台を回復し、一時155.25円前後まで買い戻された。
なお植田日銀総裁の講演では「トランプ次期米政権の政策が発表された段階で状況を注視する」「12月会合までに多くのデータが出る。12月会合の結果を予測するのは不可能」などと言及された。
ユーロドルは小安い。15時時点では1.0547ドルと12時時点(1.0549ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だった。ポジション調整の買いで、一時1.0555ドルまでわずかに上値を伸ばした。
ビルロワドガロー仏中銀総裁が「物価と成長のリスクは下方向」「欧州中央銀行(ECB)は景気抑制的な金融政策を緩和し続けるべき」「次期米政権の関税は、欧州のインフレ見通しに著しい打撃は与えない見込み」などと述べたものの、市場への影響はなかった。
ユーロ円は15時時点では163.65円と12時時点(163.46円)と比べて19銭程度のユーロ高水準だった。日経平均の下げ幅拡大に対する反応は鈍く、ドル円の買い戻しにつれて163.75円前後まで下値を切り上げた。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:154.87円 - 155.45円
ユーロドル:1.0540ドル - 1.0555ドル
ユーロ円:163.35円 - 163.88円
(山下)
なお植田日銀総裁の講演では「トランプ次期米政権の政策が発表された段階で状況を注視する」「12月会合までに多くのデータが出る。12月会合の結果を予測するのは不可能」などと言及された。
ユーロドルは小安い。15時時点では1.0547ドルと12時時点(1.0549ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だった。ポジション調整の買いで、一時1.0555ドルまでわずかに上値を伸ばした。
ビルロワドガロー仏中銀総裁が「物価と成長のリスクは下方向」「欧州中央銀行(ECB)は景気抑制的な金融政策を緩和し続けるべき」「次期米政権の関税は、欧州のインフレ見通しに著しい打撃は与えない見込み」などと述べたものの、市場への影響はなかった。
ユーロ円は15時時点では163.65円と12時時点(163.46円)と比べて19銭程度のユーロ高水準だった。日経平均の下げ幅拡大に対する反応は鈍く、ドル円の買い戻しにつれて163.75円前後まで下値を切り上げた。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:154.87円 - 155.45円
ユーロドル:1.0540ドル - 1.0555ドル
ユーロ円:163.35円 - 163.88円
(山下)