東京外国為替市場概況・10時 ドル円 売り優勢

 21日の東京外国為替市場でドル円は売りが優勢。10時時点では155.07円とニューヨーク市場の終値(155.44円)と比べて37銭程度のドル安水準だった。NY終値近辺を頭に東京タイムでは調整の売りが先行し、前日大引け近辺で寄り付いた日経平均が一時350円超安と3万8000円を割り込んだ動きも嫌気され154.93円まで下押した。時間外の米10年債利回りが小動きながら前日比マイナス圏での動きも重しとなった。

 ユーロドルはもみ合い。10時時点では1.0545ドルとニューヨーク市場の終値(1.0544ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ高水準だった。前日NY付近で動意に欠ける動きが続いている。14日の安値1.0497ドルが目先のサポートと意識されているが、昨日まで3日連続で1.06ドル超え水準で上値の重さが示されたこともあり、下方向への動きが警戒されそうだ。

 ユーロ円は弱含み。10時時点では163.53円とニューヨーク市場の終値(163.88円)と比べて35銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルのこう着相場が続くなか、ドル円の下げにつられ一時163.36円まで売りに押された。ポンド円は196.06円まで下押し、豪ドル円は100.84円、NZドル円は91.08円まで小幅安となった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:154.93円 - 155.45円
ユーロドル:1.0540ドル - 1.0547ドル
ユーロ円:163.36円 - 163.88円


(金)
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